メタルマスクとは

更新日: 技術コラム, 参考資料集

メタルマスクとは

基板を実装する場合に使用する治具の事をメタルマスクと言います。 基板を作製する際にコンデンサーや抵抗などがあり、この部品を基板に付ける事が必要になります。   少し昔の話から・・・ 昔は、商品も大きく基板も部品も大きかった為、基板に部品を付けるのに ハンダこてでハンダ線を溶かして部品の足を基板に固定していました。    

  現代は、製品がコンパクトになっていくと同時に内部の基板も部品も小さくなる事が求められ 基板に部品を固定する方法がハンダこてとハンダ線からペースト状のハンダを印刷する 方法に変化してきました。そのペースト状のハンダを基板に塗布する際に必要となったのが メタルマスクとなります。この塗布方法は版画のようなイメージです。 印刷機と呼ばれるものの中に基板とメタルマスクを置いてスキージと呼ばれるへらのようなもので メタルマスクの穴の中にペーストを流し込み、基板を下にさげます。 そうすると穴の開いた形にペーストが残り、実装機と呼ばれるもので部品をのせると部品の電極と 一致するようになります。その後リフロー炉と呼ばれる炉に基板ごと入れて熱で乾燥させることにより ペースト状のハンダが硬くなり部品が固定されます。 (メタルマスクの呼び名は金属の穴の開いた板なのでメタルマスクとなったと思われます。)  

ハンダ塗布のイメージ

基板の完成イメージ

 

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現在は0603チップが主流となっており、実装難易度が格段に上がっています。 メタルマスクも特殊コーティングが必要な時代。 太陽誘電ケミカルテクノロジーのメタルマスク「M2コート」は様々な印刷課題の解決に役立ちます。 課題を抱える皆様、是非お問い合わせ下さいね。  

 

M2コートでの印刷課題の解決例 0402チップ

15枚連続印刷でも形状が安定しています                   

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2018.12.11更新