表面処理とは・・・・

更新日: 技術コラム, 参考資料集

表面処理とは・・・・

表面処理やコーティングを調べると様々な専門用語や処理名が出てきますよね。 その効果についても材料の表面を硬くしたり、美化したり、平らにしたり、サビを防いだりと多種多様です。   表面処理のうち、だれでもなじみがあって思い浮かぶものに「めっき:鍍金:メッキ」があります。外面を繕いきれなくなって、実際の姿が現れてしまうという意味の「めっきがはげる」という慣用句も有名ですが、この「めっき」にも電解めっき・無電解めっき・溶融めっき・蒸着めっき等々・・・色々あって、「めっき」が剥げない様、劣化しない様、めっき屋さんは日々技術革新をしているようです。   それから「塗装」も表面処理のひとつです。 外壁にペンキを塗ったり、スプレーしたり、車のヘコミ修理は板金塗装と言いますよね。 単純なようですが研磨などの下地処理が必要だっだり、以外と工程数が多いようですよ。   電子機器や電子部品の生産工程などで使用するジグ(トレイやパレット)などに、特定の機能を追加付与する場合の表面処理として、「アルマイト処理」というのを良く聞くのではないでしょうか。 アルミの陽極酸化処理を「アルマイト処理」といいますが簡単に言うと、アルミの表面に人工的に酸化皮膜を作って本体を保護する処理になります。 磨耗や腐食や傷などからジグ本体を保護してくれる、便利なアルミ表面処理の代表です。ちなみに1円玉はアルミで出来ていますが、アルマイト処理はされていないようです。   また、工具などに使用される表面処理にDLC(Diamond-Like Carbon)処理がありますね。 金属表面にナノレベルの薄膜をつくる処理技術で、摩擦係数が低く、名称に Diamondを含むことから分かるとおり、硬度が大変高い処理のひとつです。   最後に、表面処理を選択するときの注意として、製品・部品との相性が大事になりますので、表面処理の特徴をよく理解してからお願いするのが良いと思います。 また当然ですがコストも重要ですよね。 過剰品質にならないことにも注意が必要です。それでもどうしても解決したいという問題課題はあるもので、そんな時にはぜひ機能性表面処理 JCコートを調べてみることをお奨めします。
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